コロナをきっかけに、なくなった行事や、縮小された行事がたくさんあります。
長年続いてきたからやっていたもの。
「やらない」という選択肢さえなかったもの。
ずっと続いていたものを変えるのは、簡単ではありません。
でも、今まで当たり前にできていたことができなくなったことで、
「これは本当に必要なのかな?」
「子どもたちにとって、どんな意味があるんだろう?」
と、初めて立ち止まって考えることができました。
コロナをきっかけになくなったままのものもあれば、縮小されたもの、一度なくなったけれど元に戻ったものもあります。
大切なのは、なくなったことや変わったことそのものではなく、
「なぜ、そうしたのか」を考えること。
なくなった理由。
残した理由。
新しく始めた理由。
変更した理由。
そのどれもを、「子どもたちのために」と説明できることが大切なのだと思います。
そして、これは子どもたちの行事だけではありません。
大きな行事のたびにあった、職員みんなでの食事会や飲み会もなくなりました。
正直、疲れているときの飲み会は好きではなかったし、今のほうが気楽だなと思う自分もいます。
でも、あの場があったからこそ、普段あまり話さない先生と話せたり、いろんな話を聞けたりしたのも事実です。
なくなってラクになったものもある。
でも、なくなって初めて、その価値に気づいたものもある。
だから私は、
「なくなったからOK」ではなく、なくなったことで何が変わったのかまで考えたい。
昔に戻すことが正解なのではなく、今の私たちに必要な形を考える。
保育も、行事も、職員同士の関わり方も。
「今までこうだったから」ではなく、
「今の子どもたち、今の私たちにとって、本当に必要なものは何だろう?」
もちろん、その子どもたちにとって必要だったからこそ、長く続いてきたものもたくさんあります。
そして、実際の現場では、一人の先生の考えだけですべてを変えられるわけではありません。
「これ、今の子どもたちに本当に必要なのかな?」
そう思っても、自分だけでは変えられないこともあります。
それでも、私は疑問を持つことが大切だと思っています。
「去年もこうだったから」
「ずっとこうしているから」
「上の先生に言われたから」
と、何も考えずに続けるのではなく、
「なぜ、これをするんだろう?」
と一度立ち止まって考えてみる。
たとえ今すぐ変えられなくても、その疑問や気づきは、きっとこれからの保育につながっていく。
だから、言われたことをただこなすだけの先生ではなく、
自分の頭で考えられる先生でいたい。
そして、そんな先生が増えていけば、いつか保育そのものも少しずつ変わっていくのだと思います。
受け継ぐものと、変えていくもの。
その両方を大切にしながら、子どもたちのために、これからも保育をアップデートしていきたいと思います。



コメント