📘絵本②「はなのすきなうし」

保育の現場では、大勢の子どもたちに読み聞かせをすることが多いですが、この絵本は少し違います。

私は、一対一でゆっくり読む時間にぴったりの一冊だと感じています。

大勢で読むと見過ごしてしまうような気持ちも、隣に座ってゆっくりページをめくると、不思議と心に入ってくるからです。

主人公のフェルジナンドは、ほかの牛たちのように戦うことが好きではありません。

花の香りをかぎながら、のんびり過ごすことが大好きです。

周りと違っていても、無理に変わろうとはしません。

私は、この絵本から

「自分らしくいていい。」

というメッセージを受け取っています。

そして、もう一つ心に残るのが、お母さん牛の存在です。

フェルジナンドがほかの牛と違っていても、

「どうしてみんなと同じようにしないの?」

とは言いません。

そのままの姿を受け止め、見守っています。

私は、この姿に母の愛を感じます。

「あなたは、あなたのままでいい。」

そんな言葉を、言葉ではなく態度で伝えているように思えるのです。

子どもたちにも、大人にも、

「ありのままの自分でいい。」

そう優しく語りかけてくれる一冊。

だから私は、この絵本が大好きです。

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