保育者になって約20年。
たくさんの絵本を子どもたちと読んできました。
笑ったり、驚いたり、時には静かに聞き入ったり…。
同じ絵本でも、子どもたちの反応は毎年違います。
そして不思議なことに、私自身も年齢や経験を重ねるたびに、絵本の見え方が変わっていきました。
その中でも、ずっと大好きな一冊があります。
**『三びきのやぎのがらがらどん』**です。
子どもたちは言葉の繰り返しや、ドキドキハラハラしたスリルに釘付けとなります。
面白かった!楽しかった!それで十分。
中には怖かった、、、という子もいるかもしれません。
でも職業病でしょうか、、、つい私はこの絵本の教訓はなんだろう。。。
何を伝えたいんだろう。。。と考えてしまいます。
三びきのやぎの深い信頼関係
小さいやぎは、大きいやぎを身代わりにしたのでしょうか。
私はそうは思いません。
「あとから、もっと大きいやぎが来るよ。」
迷いもないその言葉には、
「兄さんならきっと大丈夫。」
という揺るがない信頼があるように感じるのです。
そして実際に、大きいやぎは橋を渡り、トロルと向き合い、みんなを守ります。
私はこの絵本を読むたびに、
信頼とは、これまで築いてきた「きっとあの人なら大丈夫」と相手を信じられる気持ちなのかもしれない。
そんなことを考えます。
もちろん、これは私がこの絵本を読んで感じたことです。
読む人の数だけ感じ方があっていい。
それが、絵本の魅力なのだと思っています。



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