幼稚園で20年以上働いてきた私が、ベビーシッターを始めて、一番強く感じたことがあります。
「子どもの安全が最優先であること」は、どちらも同じ
でも、その”安全”の先にある考え方は、大きく違いました。
幼稚園では、園の教育方針があります。
集団生活の中で、子どもたちに身につけてほしいこと。
「こんな力を育てたい」「こんな子どもに育ってほしい」という願いがあります。
そのため、保護者の方にも、ある程度は園の方針にご理解いただき、一緒に子どもの成長を見守っていきます。
幼稚園は、お家とは違う環境です。
違うからこそ学べることがあり、
違うけれど、安心して過ごせる場所であってほしい。
私はそんな園でありたいと思っています。
一方、ベビーシッターは少し違います。
私たちが合わせるのは、ご家庭の方針です。
生活リズムや声のかけ方、食事の進め方、遊び方…。
「このご家庭ではどうしてほしいか」を大切にしながら、お子さんをお預かりします。
もちろん、安全を守ることは絶対です。
でも、それ以上に私が感じたのは、シッターは「しつけをする人」ではないということ。
「こう育ってほしい」という思いを押しつけるのではなく、ご家庭が大切にしている子育てを尊重し、その時間を安心して過ごせるよう支える存在なのだと感じています。
幼稚園もベビーシッターも、どちらも子どもと向き合う仕事です。
だからこそ、それぞれの役割には違いがあります。
その違いを知れば知るほど、私はどちらの仕事にも、それぞれの大切さがあると感じています。
だから私は、ご家庭の子育てを否定することはありません。一緒にお子さんの成長を見守るパートナーでありたいと思っています。



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