📘絵本⑤「じゃあじゃあびりびり」

『じゃあじゃあびりびり』

絵本のお店にふらっと立ち寄ったとき、店員さんがすすめてくれました。

小さな絵本。

そこに描かれているのは、
「じゃあじゃあ」
「びりびり」
「ぶーん」
「わんわん」

そんな、短い言葉と絵。

正直なところ、

「これの何が面白いんだろう?」

と、半信半疑でした。

でも。

何度読んだんだろう。

長男をお膝にのせて、

「じゃあじゃあじゃあ」
「びりびりびりびり」

ただ、それを繰り返し読む。

それだけなのに、長男は何度もその絵本を持ってくる。

「またこれ?」

と思いながら、また読む。

そして、いつの間にか。

私が読むのを待つようになって、

そのうち、自分でも言えるようになって。

絵本を開くと、嬉しそうに言葉を口にする姿が、今でも記憶に残っています。

考えてみれば、絵本って不思議です。

大人から見ると、

「こんなに短いお話でいいの?」
「同じ言葉ばかりで面白いのかな?」

と思うような一冊でも、

子どもにとっては、
大好きなお母さんの声を聞きながら、
お膝の上で一緒にページをめくる。

それだけで、特別な時間なんですよね。

「絵本を読んであげなきゃ」

そんなふうに頑張らなくてもいい。

同じ絵本を何度も読む。

子どもが持ってきたら、また読む。

「また同じ本?」と思いながらも、また読む。

その繰り返しの中に、
子どもにとっての安心や楽しさがあるのかもしれません。

そして、親にとっては、

その何度も繰り返した時間そのものが、思い出になっていく。

長男が生まれて、初めて買った絵本。

あの頃は、こんなに何度も読むことになるなんて思っていませんでした。

今でも『じゃあじゃあびりびり』を見ると、
小さな長男をお膝にのせて、何度も何度も読んでいた時間を思い出します。

たった一冊の小さな絵本。

でも私にとっては、
長男との子育ての始まりを一緒に過ごしてくれた、大切な一冊です ❤️

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