シッターを始めて、半年がたちました。
この半年、いろいろなご家庭に伺い、たくさんの子どもたちと過ごしてきました。
「ありがとう」
「助かりました」
そう言っていただくたびに、
私にも、誰かの力になれるんだ。
そんな嬉しさを感じています。
子どもと関わることは、私がずっとやってきたこと。
そして、私が得意なことでもあります。
自分が得意なことが、誰かのためになる。
それが、とても嬉しいんです。
そしてシッターを始めてから、昔の自分を思い出すことがあります。
子育てをしながら仕事をしていた頃。
私が一番大変だったのは、保育園のお迎えでした。
特に、お迎えは時間との闘い。
仕事は、いつも定時ぴったりに終わるわけではありません。
幼稚園の仕事をしていた私は、会議が入ったり、保護者対応があったり。
その日によって、何時に終われるのかわからないこともありました。
仕事が終わった瞬間から時計を気にして、
「間に合うかな」
「急がなきゃ」
そう思いながら、自転車を必死にこぐ。
時計を見ては、またペダルをこぐ。
間に合わないかもしれない。
今日も最後のお迎えになるかもしれない。
そんなことを考えているうちに、走りながら自然と涙が流れてくることもありました。
保育園の先生たちは、いつも温かかった。
少しくらいお迎えが遅れても、責められたことなんてありません。
延長料金を払いたくなかったわけでもない。
子どもだって、保育園で楽しく過ごしていました。
誰も私を責めていない。
それなのに、
「最後のお迎えになることへの罪悪感」
を、私は自分の中で大きくしていたんだと思います。
今振り返ると、あの頃の私に、
「今日は私が迎えに行くよ」
と言ってくれる、信頼できる誰かがいたら。
きっと、もう少し心に余裕を持って、仕事と子育てができていたんじゃないかなと思います。
だから私は、シッターとして、
いろんなSOSの力になりたい。
と思っています。
「今日、仕事が終わらない」
「お迎えに間に合わない」
「病院に行きたいけれど、子どもを連れて行くのが大変」
「上の子の行事に、下の子を連れて行けない」
「少しだけ、一人の時間がほしい」
「今日は、誰かに助けてほしい」
そんな、小さな「困った」。
それは、特別な家庭だけにあるものではありません。
子育てをしていたら、誰にだって起こることだと思うんです。
そして、そんなときに、
シッターだからこそ応えられることがある。
私はそう思っています。
「こんなことで頼んでいいのかな」
なんて、思わなくていい。
SOSは、大きくなってから出さなくてもいいんです。
「ちょっと助けて」
そのくらいで、頼っていい。
そして、もっといろんなニーズに応えられるシッターになりたい。
ご家庭に伺うことだけではなく、
「家に人が来てもらうのは、ちょっと負担だな」
という方には、安心して子どもを預けられる場所があってもいい。
仕事の間だけ。
用事の間だけ。
ほんの少し、自分の時間がほしいときだけ。
そのご家庭に合った方法で、子育てを支えられたらいいなと思っています。
もちろん、子どもを預かることは、大きな責任を伴う仕事です。
大切な子どもの命と安全を預かる。
だからこそ、
「安ければいい」わけではない。
その責任や専門性に見合う価値も、大切にしたいと思っています。
「この人になら安心してお願いできる」
そう思ってもらえること。
そして子どもにも、
「この人といると安心する」
と思ってもらえること。
子育ては、一人で頑張らなくてもいい。
頼っていい。
助けてもらっていい。
その選択肢のひとつとして、
シッターがもっと身近な存在になったらいいな。
私は、そんなシッターでありたいと思っています。



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